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日本の文化

餅つき文化

2020.10.29

もちつき文化ぶんか

 

毎年まいとし正月しょうがつになるとたりまえのようにもちべている日本人にほんじん。でも、正月しょうがつもちをついたりべたりするのはなぜなのか、っていますか?

もちつきをするうす(うす)ときね(きね)のかたちはそれぞれ女性じょせい男性だんせいあらわし、子孫繁栄しそんはんえいいえ繁栄はんえい象徴しょうちょうとして、各家庭かくかてい大切たいせつにされてきました。むかしは、いえ新築しんちくする場合ばあい大工だいくさんはうすきねつくり、そのいえおさめていたのです。結婚式けっこんしき自宅じたくおこなわれることがおおかったですから、そのさいもちつきをおこない、子孫繁栄しそんはんえいいえ繁栄はんえいねがっていました。そこから、もちつきは縁起えんぎいものとされます。

 

むかしから日本にほんつたわるもので、もちごめしてうす〔うす〕でねばるまでついて、適度てきどおおきさにかたちととのえた食品しょくひんです。独特どくとくねばりとびがある食感しょっかん特徴とくちょうで、くとふくらみ、るととろけます。ふるくから、正月しょうがつ節句せっく季節きせつ行事ぎょうじいわことのようなめでたいべるものとして現在げんざいまでつたえられてきました。いまでもその習慣しゅうかん日本各地にほんかくちのこっています。

 

正月しょうがつむかえるためもちつきかた

 

1.もちごめいで、一晩水ひとばんみずにつけておく 。

2.ザルに上げ、す。

3.がったもちごめうす〔うす〕にれ、きね使つかってこめをつぶし、みずくわえてる。

4.みずれてかたさを調整ちょうせい(合取あわせねとり)しながらもちをつき、時々餅ときどきもちかえしてまんべんなくつくと完成かんせいです。

もちかたち地方ちほうによってちがいます。「基本的きほんてきに、まるがなく縁起えんぎかたちであることから、かがみもちとしておそなえに使つかわれます。また、ついたもちうすくのばした「のしもち」をった四角しかくいものは保存ほぞんしやすく、べやすいことから食用しょくようもちいられています。」

 

もちつきはむかしから正月しょうがつむかえる大切たいせつ段取だんどりのひとつとして、としれの数日間すうにちかんおこなわれます。 ただし、12がつ29にちは「」を連想れんそうさせる「9」がくことから縁起えんぎわるいとわれ、26にちは「ろくなことがない」とわれ、その二日間ふつかかんだけはもちつきはしないほういというせつがあります。